【2026/6/2~6】ニューヨーク・チェルシーにて作品展示してきました!
2026-08-01

こんにちは、AHORAの阿比留です!
2026年6月2日〜6日、ニューヨーク・チェルシーにある「Noho M55 Gallery」にて、日本人アーティスト支援団体 JCAT 主催の「WABI SABI(侘び寂び)」をテーマにしたグループ展に作品を展示してきました!
昨年11月のブルックリンでの共同個展に続いて、今回はマンハッタン・チェルシーへ。
世界中のギャラリーがひしめく、アートの本場ともいえる街です。
対馬の海から生まれた作品が、この街の人たちにどう受け止められるのか。
正直、ワクワクよりも緊張のほうが大きかったですが(笑)、
今回もその記録を、感じたことも包み隠さず残しておこうと思います。
1. 今回の展示について

会場となった「Noho M55 Gallery」があるチェルシーは、
ニューヨークでも屈指の"ギャラリー街"。
一本の通りにいくつものギャラリーが並び、世界中からアートを目当てに人が集まってくる場所です。
今回の展示を主催したのは、ニューヨーク・マンハッタンを拠点に、
日本人アーティストの海外進出をサポートしている支援団体 JCAT(Japanese Contemporary Artists Team)様。
チェルシーでの展示は今年でなんと10周年を迎え、
その記念展として企画されたのが、今回の「WABI SABI(侘び寂び)」でした。
3期構成・総勢約80名のアーティストが参加する大規模な展示で、僕は初回の会期(6/2〜6)に出展。会期中の6/4にはオープニングパーティーも開かれました。

そして今回、僕が何よりワクワクしたのが、出展アーティストの顔ぶれでした。
前回のブルックリンは、海洋ごみのアップサイクル作家が集まって開催した展示。
でも今回は、絵画、デジタルアート、工芸、写真——ジャンルもバックボーンもまったく異なるアーティストたちが「侘び寂び」というひとつのテーマのもとに集う、多彩な顔ぶれでした。
つまり、"アップサイクルの文脈"を一切抜きにして、
純粋に「一枚のアート」として評価される舞台。 これは僕にとって、これまでとは全く違う挑戦でした。


【当日の会場の雰囲気は、こちらの動画でご覧いただけます】

Daiki Abiru | Tsushima Ocean Plastic Creator on Instagram: "正直、笑われると思っていました。 Honestly, I thought they’d laugh at me. 対馬の海の漂着物から作った時計を、ニューヨークへ。 不安のまま臨んだ会場で、たくさんの人が足を止めて、メッセージまで残してくれました。 I brought clocks made from ocean debris of Tsushima Island to New York — full of doubt. But so many people stopped, listened, and even left me messages. “Turning waste into something timeless” ——廃棄物を、時を超えるものに。 この言葉は、僕の宝物になりました。 These words became my treasure. 誰かが海のためにできることを見つける、そのきっかけになれるように。 対馬から、これからも挑戦し続けます。 Hoping this helps someone find their own way to care for the ocean — I’ll keep going, from the small island of Tsushima, Japan. Thank you, New York 🗽 #Tsushima #art #upcycle #ny"
100 likes, 4 comments - ahora_tsushima on July 4, 2026: "正直、笑われると思っていました。 Honestly, I thought they’d laugh at me. 対馬の海の漂着物から作った時計を、ニューヨークへ。 不安のまま臨んだ会場で、たくさんの人が足を止めて、メッセージまで残してくれました。 I brought clocks made from ocean debris of Tsushima Island to New York — full of doubt. But so many people stopped, listened, and even left me messages. “Turning waste into something timeless” ——廃棄物を、時を超えるものに。 この言葉は、僕の宝物になりました。 These words became my treasure. 誰かが海のためにできることを見つける、そのきっかけになれるように。 対馬から、これからも挑戦し続けます。 Hoping this helps someone find their own way to care for the ocean — I’ll keep going, from the small island of Tsushima, Japan. Thank you, New York 🗽 #Tsushima #art #upcycle #ny".
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2. 実際に展示してみて感じたこと

結論から言うと——挑戦してよかった、の一言でした。
正直に言えば、日本を発つ前は「笑われるかもしれない」とすら思っていました。
海のごみから作った時計が、世界のアートの本場・ニューヨークで本当に通用するのだろうか。確信なんて、まったくなかったからです。
でも、会場で起きたのは、その不安とは真逆のことでした。
前回のブルックリンは、カフェ併設のアートスペースで、通りすがりの方がふらっと立ち寄る温かい雰囲気。
一方で今回のチェルシーは、"アートを本気で見に来る人たち"が集まる場所。緊張感がまるで違いました。
しかも周りは、絵画やデジタルアート、工芸の作家さんたち。
アップサイクルという看板を外して、一人のアーティストとして、作品そのものの力で勝負する——。 正直、通用するのか不安もありましたが、結果的にこの環境に飛び込めたことが、いちばんの収穫だったと思います。
会場では、なんとか拙い英語で、海ごみ問題への考え・想いを一人ひとりに伝えていきました。 うまく話せたとは、とても言えませんが、それでも興味を持ってくださったり、立ち止まってくださる方々がたくさんおられました。
そして何より嬉しかったのが、作品の前で立ち止まった方々が、思い思いのメッセージを書き残していってくれたことでした。

なかでも忘れられないのが、ある来場者が残してくれたこの一言です。
「廃棄物を、時を超える作品へ」 Turning waste into something timeless

海のごみが、時を超える作品になる——。
自分がAHORAで目指してきたことを、これ以上ないくらい美しい言葉で言い表してもらえた気がして、胸がいっぱいになりました。
言葉も文化も違う場所で、想いはちゃんと伝わるんだ、と改めて感じました。

海のごみから生まれたものが、言葉や国境を越えて、ちゃんと人の心に届く。
アップサイクル活動を始めて約2年、
少しずつですが、たしかな手応えを積み重ねられている実感がありました。
3.おわりに

今回、チェルシーで多くの方に作品を受け止めてもらえたことは、
僕にとって大きな自信になりました。
ただ正直に言うと、
「ニューヨークで展示ができた」こと自体をゴールだとは思っていません。
ニューヨークは、世界中からトップクラスのアーティストが集まる、アートの最高峰。
そして、最も評価がシビアな街でもあります。
この舞台で本当に問われるのは、"展示できたかどうか"ではなく、
"そこで結果を残せるかどうか"。
今回の展示は、そのスタートラインにようやく立てた、ほんのきっかけにすぎません。
対馬の海から生まれた作品で、この世界一厳しい舞台で結果を出す。 それがこれから本気で挑んでいく目標です。
このような舞台を用意してくださったJCATの皆様、ともに「侘び寂び」を表現した約80名のアーティストの皆様、そしていつもAHORAを応援してくださる皆様に、心から感謝を申し上げます。
これからも一歩ずつ、挑戦を続けていきます。
以上、ニューヨーク・チェルシー展のご報告でした!





