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【活動報告】日韓アート共創イベントを開催しました!

2025-10-25

【活動報告】日韓アート共創イベントを開催しました!

こんにちは、阿比留です!

久しぶりのブログ更新になってしまいました。。。

この度、2025年9月14日(水)に、
韓国のアーティストを対馬にお招きして、日韓でアート作品を作る「日韓共創イベント」を開催しました!

1. 日韓アート共創イベント開催のきっかけ

対馬に移住して約2年。
韓国と関わりがある島なので、いつか日韓交流したいとはずっと思っていました。

そしてここ一年、周りの人から「韓国」という言葉をよく聞くようになり、自分が尊敬する方からも「日韓交流できたらいいんじゃない?」という言葉をいただいてから、感覚的衝動で「今年やろう!」と決めたのが2025年1月のときでした。

これまで(今も)対馬では、公的機関が開催(もしくは受託)して韓国の学生などを受け入れ、日韓交流が行われてきましたが、今回は対馬市民(私ですが)が主催として行います。

そして、過去対馬で開かれたアートイベントに参加されたことのあるKura Yangさん(韓国アーティスト)にDMし、やりとりを始めました。

海ごみ問題を国を超えて一緒に考えていくきっかけを作りたい!という想いで日韓アート交流イベントを企画し、今回ご協力いただいたKura Yangさんもこれまで対馬にお越しいただいたことがある浅からぬ縁ということもあって、快く引き受けてくださいました。
実際に、今年(2025年)の3月に韓国・ソウルに行き、その際に韓国のアーティストの方々がわざわざ会いにきてくださり、カタコトの英語で自分の想いを話ししたりしました。
この活動が今回限りではなく、来年・再来年と続けていけたら良いなというお話もしました。
※写真は撮り忘れてしまいました…

ソウルへ

韓国屋台名物トッポギとおでん

海洋ごみをアップサイクルしたバッグ

2. 開催に対する僕の想い

日韓アート共創イベントをやろう!と決めたのは、その時の感覚的衝動で即決でしたが、後々振り返るとなぜ決めたのか言語化できました。

それは、

「海ごみは一人一人の問題でもある」

からです。

海ごみは「環境問題」という言葉に括られています。
「環境問題」と聞くと、

環境問題に取り組んだってあまり変わらないんじゃないの?とか、
私なんかが行動したって…

という声を聞いたりします。

確かに、「環境問題」という言葉が、規模が大きすぎて、抽象的すぎて、
人間一人一人の行動を抑制してしまいます。

しかし、「環境問題」を分解すると、
人間を取り巻く資本主義による大量生産・大量消費、ポイ捨てや人間の底知れぬ欲求による物に対する扱い方・考え方など、人間一人一人の問題が集合体となり、その問題が人間が制御することのできない天候や海という地球規模(太陽光を踏まえると惑星規模)の自然の循環に乗ってしまったことで起きている現象だと考えています。

つまり、元々は人間一人一人の問題であることが根本原因だと思っています。

海ごみ問題を解決するための方法は、海ごみが生まれるまでに辿るいくつかのフローによって、それぞれ解決方法が異なります。

例えば、「海ごみをそもそも出さない」という入り口を止めるのであれば、プラスクチックをそもそも生産しないように代替品を作るとか。

「既に海岸に流れ着いた海ごみを処理する」ということであれば、どう海ごみを回収し、処理するかなど。

フローによって、色々な解決手法がありますが、僕はそもそも人がプラスチックを購入する・使うという点に視点を置き、まずは人間一人一人がこの海ごみの問題について現状の状況を知り、自分ごと化すること。そして、一人一人が自分に何ができるかを考え、行動することが重要だと考えています。

現状を知ることで、今購入しようとする・使おうとするプラスチックに対する考え方・扱い方が変わり、自分ごと化することで将来身近に起こりうる可能性に対しても考えるきっかけになる。海ごみを出さないという入り口に対するアプローチをしていきたいと考えています。

最近、博多や大阪など、島外で出店する機会が多くなってきましたが、対馬に限らず、各地域の海岸に流れ着いている海ごみの現状を知らない人は多い印象です。
中にはご存知の方もいらっしゃいますが、
それは当然で、身近にないからだと思います。

海ごみの現状を毎日目撃している住民からすると心苦しいですが、周りが山で囲まれていたり都会の中だと気づかないと思います。

しかし、海や川・天気など、自然は全て繋がっているので、都会の問題が他地域の海岸にも影響が及んでしまいます。
少なくとも、対馬に流れ着いている海ごみは海外製のものが多く、地域住民だけの問題ではありません。
日本国内に関わらず、世界中の人間の問題でもあるのです。

なので、人間一人一人の問題であり、そこに対して自分が何ができるかを考え、行動していくというのが、僕の海ごみアップサイクル活動における根本的な考えになります。
そして、人間一人一人の問題であること・日本に限らず世界の人が一緒になって考え行動していく必要があるという考えのもと、
今回の日韓アート共創イベントを通じて、一緒に海ごみについて考え、交流しあい、平和的な場を作ることができたらという想いで、イベント企画をしてきました。

何より、世界的にも海ごみの現状が深刻であり、ニュースも暗いものしかないので、この状況に「希望=楽しさ」がほしい!

また、ここ対馬では、地理的に韓国に近い場所であり、歴史的にも朝鮮半島と深い関わりを持つ場所でもあるため、今でも日韓交流が行われています。

対馬・釜山間でフェリーが出ているため、韓国人観光客がたくさん対馬に来られます。

そんな国境の島で本イベントを行うことが、日本国内を超えて、海ごみ問題を一緒に考え・様々なバックグラウンドの人たちが交流しあい、平和的な場が作れるのではないかと考えました。

その一つの手段として、アートを通じてその場ができたらいいなと。ただ見るアートではなく、お互いがインターラクティブに表現しあい、コミュニケーションできる場にしたいと思いました。

3. 運営費を集めるため、クラウドファンディングを実施

イベントを開催すると決めましたが、お金の問題があります。

韓国アーティストの方々をお招きするにも、お金がかかります。

自分で稼ぐとかスポンサーを集める等、色々考えましたが、
結論、クラウドファンディングで集めることにしました。

今回のイベントは自分たちだけで行うのではなく、多くの人を巻き込む形が良いなと。
それは海ごみは自分たちだけのも問題ではなく、世界中の人たちにも関わってくるから、という考えで今回クラウドファンディングという手法で資金集めを行うことを決めました。

https://for-good.net/project/1002118/activity/detail/8503

僕にとっては、人生初めてのクラウドファンディングでしたが、
結果的に、多くの方々のご協力により、多くの方のご支援により目標金額100%を超え、目標達成することができました。
ご支援いただいた105人の方々に加え、宣伝や拡散等ご協力いただいた方含めると200~300人にのぼります。

クラウドファンディング期間中は、嬉しいこと・憤りを感じたことなど、色んなことがありましたが、
改めて僕のSNSやクラファンの応援メッセージをいただくたびに、日頃当たり前だと思っていたことに感謝の意が溢れ、しんどいことがあっても、応援メッセージを振り返ることで前を向くことができました。

クラウドファンディング開始前は、

見てくれる方はいるのかな?
応援してくれる方はいるのかな?

と、不安の毎日でした。

でも、応援メッセージを1件1件読むたびに、

応援してくださる方々がこんなにいることに、とても嬉しく、

久しぶりに昔の仕事場でお世話になった方々や、
全国旅をしてたアドレスホッパー時代にお世話になった方々とお話しして、

懐かしい思い出が蘇り、温かいお言葉をいただき、

日々感銘を受けています。。。

また、最近色んなところで出店してそこで出会った方々や、まだ出会っていないけどいつも僕のSNSの投稿を見てくださっているアップサイクルアーティストの方々からも、

ご支援やたくさん応援のお言葉いただいたりと、

ただただ感謝しかありません。

応援メッセージを一部抜粋

海ゴミ問題について世界中の多くの人たちにも関わってくれたらという思いで今回クラウドファンディングを行うことを決意しましたが、
多くの方にご支援・応援いただいたことが、なによりも嬉しく、クラウドファンディングに挑戦してよかったと改めて感じております。

4. イベント当日!

毎週のように韓国アーティストの方々と打ち合わせをし、準備をしてきました。

会場となる旧阿連小学校も、対馬CAPPAさんのご協力・協賛により準備いただいたり地域の方にお話しいただいたり、
机や椅子の準備にご協力いただいた地元の方々など、
多くの方々にご協力いただきました。

本当に感謝しかありません。

作る作品は、「鬼の被り物と楽器」。

それぞれチームに分かれ、鬼の被り物と楽器を事前に韓国アーティストの方から集めていただいた漂着物から作っていきます。

日本と韓国では「鬼」というイメージが異なり、日韓交流という面で「鬼」を「海ごみ」に例え、各チームでお題を考えて、最後は韓国の民謡音楽に合わせて鬼を表現しました。

色々なアイデアがあがり、盛り上がりました。
中には「破壊神」というテーマで、踊りながら作ったお面が壊れていく、という光景も…笑

緊張してる私

参加者は島内外の子供から大人まで、様々なジャンルの方々。

年代やジャンル等関係なくフラットなコミュニケーションが行われ、終始その場が楽しい空間になりました。

2025/9/20の長崎新聞にも掲載されていました↓

https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=505365b396214a2da393e54db28cb8b1

イベント当日の状況はこちらからご覧ください

https://www.youtube.com/watch?v=cfRgz2-gUs0

5. イベントを終えて。。。

海ごみを使った日韓アート共創イベントですが、
アート作品を作ることを通じて、学校のカジュアルな雰囲気も相まって、とても楽しい空間になりました。

これこそが、自分が作りたかった場だと、改めて感じました。

海ごみ問題は人間の一人一人の問題の集合体であることを理解し、その上で国を超えて交流を通じて海ごみを一緒に考える空間ができたこと、
そして、何より「楽しい」空間になったこと。

「楽しい」ことこそが、人が集まり、継続していくことができると思います。
もちろん、海ごみの現状は深刻であり、そこで暮らす人々にとっては大変心苦しい状況ですが、それに対して怒りで訴えても人はついてこないかなと思う部分があります。
僕は、もちろん海ごみの現状は伝えつつ、どうしていくべきかを考える必要があり、その結果が希望に変わっていけたらいいなと。

参加者の皆さんが楽しい空間にしてくださり、海ごみ問題を超えて、人が交流しあい、とても平和的な空間になったことが、人間一人一人の意識変容に繋がっていくのではないかと、身をもって実感しましたし、この光景こそが「希望」なのかなと。

このイベント開催するにあたって色々大変で、直前まで何とかやり切れている状況で苦しかったですが、一瞬で苦しさが吹き飛んで、達成感に溢れ、あっという間の時間でした。

いや〜ほんとやってよかったな〜と思います笑

6. これからの野望

今回は僕にとっては初めての日韓イベントでしたが、
今回限りではなく、継続的に続けて行けたらいいなと思います。

今回は、資金をクラウドファンディングで集めましたが、継続的にお金を回して運営していける仕組みを作っていく必要があるかなと思います。

また、対馬だけの開催ではなく、日韓交流なので韓国での開催もしていきたいなと。

海ごみという視点で、お互いの地でお互いが交流し合う場を作り、その場がその地域に閉した場ではなく、もっと多くの人が関わっていける場にしていきたいと思います。

次回は韓国(ソウル?済州島?)でできたらいいな!

以上!長文失礼しました!

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